20代で死ぬOLの哲学

20代で死ぬことにした普通のOLが時に明るく時に陰湿に日々の記録やひん曲がった哲学を残します。2019〜

死について

 

あと4年で死ぬし、と言っても今すぐ死んでしまってもどうでもいいし、とよく思っている。

 

 

 

 

 

でも、寿命で死ぬことを考えると、途端に怖くなる。

 

心臓がウワッと掴まれるような恐怖。

 

 

そうなったときは、死にたくない…怖い……と、寝返りを打つ。

 

 

今すぐ死んでしまったら、は怖くないのに、いずれ必ず来る死を想像すると怖い、というのは、矛盾していると思った。

 

理由を考えた。

 

 

今死んでしまっても怖くない。

 

そう考えるときは、自分がいなくなった後、周りの人たちはどう思うのかな…と、そちらに意識がいくから、怖くないのかもしれない。どこかドラマを見ているような気分。

 

 

いずれくる死は怖くて嫌だ。

 

そう考えるときは、自分が死んだら、何も考えることはできず、本当に終わりで、二度と目を覚ますことはなく、その後も続いてくる世界から真っ暗な無の世界へと切り離されてまう、永遠の孤独になってしまう、と考えてしまうから、とてつもなく怖いのかもしれない。

 

しかもそれは、誰しも必ずやってくる。

 

 

そんな時は決まって母に泣いて縋りたくなる。

 

でも、母の方がそれに近いかもしれないと思うと、へたにそんな恐怖をぶちまけられない。今も、昔も。

 

 

でもその次に考えるのは、母くらいになると、もう死への恐怖はなかったりするのかな、と。

 

 

近しい友人や父親が先に逝った世界へ、自分もと思えば怖くないと思っているかもしれない。わからないけど。

 

 

 

確かに、私は近しい人で亡くなった人がいない。祖父は会う前に他界している。それが唯一の近親者の死だ。つまり、経験がないのだ。

 

 

だから、死んでしまったら、この世にいる大好きな人たちと二度と会えなくなってしまう、永遠の孤独、と思うと、とてつもなく怖い。

 

 

けど、妹を亡くした友人が言っていた。

「妹がたどった道だと思えば怖くない」

 

 

わたしも、もし、近しい人がいなくなってしまったら、同じように思うのかな。

 

思うのかもしれない。

というよりも、後を追うのかもな、なんて。

 

 

 

 

今がずっと続けばいいのにな。